日本語教師のストレスや具体的な対処法5選!おすすめのストレス解消法も

広告
広告

この記事の目次

日本語教師のストレスと、その対処法について紹介!

「授業準備だけでも大変なのに、それ以外の仕事も多くて目が回りそう・・・」「プライベートでも日本語のことが気になってしまうのがストレス」

など、日本語教師の悩みは多いですよね。
わたしは日本語教師を辞めてしまったのですが、働いていた当時は楽しさもストレスも感じていました。

この記事では日本語教師のストレスと、その悩みへの具体的な対処法、ストレス解消法などを紹介しています。

きっと共感していただけるのも多いでしょうし、「このストレス解消法なら授業のネタにも使える!」と思えるものもあると思います!

日本語教師のストレスとは?

まず、日本語教師が感じてしまうストレスについて見ていきましょう。
当時わたしが実際に思っていたことを挙げてみたので、きっと共感できるものもあるはずです!

授業以外の仕事の多さ

日本語学校によって仕事の配分は違うでしょうが、非常勤講師だったら授業準備、常勤講師だったらテスト作成や採点、出欠管理、学生の相談対応やクラスの進行予定表の作成など様々な仕事を担当しますよね。

それぞれに期限があって、仕事が重なったりすると心の余裕もなくなってしまうし、学生との交流の時間や授業準備時間に満足な時間がさけずに落ちこんでしまう方もいるでしょう。

もちろん授業以外の仕事も大切だし勉強にもなりますが、実際に教師として学生に関わる時間を重視している人にとってはとてもストレスだと思います。

日本語学校の体制

わたしが初めて働いた日本語学校では、明確に授業進行予定が前もって決まっていませんでした。
前の日の先生の報告を受けるまでは自分の担当する授業範囲が判明しないので、前日にバタバタと用意することになってしまい、寝るのが遅くなることも多くストレスになっていました。
(前もって授業範囲を予測して準備を進めても、確実には分からないですよね💧)

2校目の日本語学校では当時人手不足でした。ほかの先生方は空きコマがほとんどなかったので毎日残業をしているようでした。

わたしは新人でそこまでひどく働かされはしませんでしたが、教務室が殺伐としてて体調不良者が続出し、村意識の強い学校でもあったので、地獄のように感じてストレスを受けていました。学校へ行くときの体の重さが鉛のようでした。💧

日本語教師として学生と関わることに集中したい思いが強いほど、学校の体制には苦痛を感じる人もいるんじゃないかと思います。

学生の傷つく発言

わたしが1校目の日本語学校で色の種類について教えていたときです。
理解確認と箸休め的な位置づけの雑談で「黄色いものは教室にありますか?」と学生に質問を投げかけて、ワイワイと自由に答えてもらっていました。

「この本です」「○○さんの服」など口々に出る中、次に学生が言った言葉に耳を疑いました。
「先生の歯!」と叫ばれたのです。
わたしの歯はたしかにCMに出れるような真っ白な歯ではないけれど、黄色として挙げられるほど黄色くないです!

もしかしたら「肌」などほかの単語と間違えていたのかもしれません(その単語もどうかなと思いますが)。
教師だったら間違えているのなら訂正するべきでしたが、わたしはあっけにとられてしまい「歯!?」と自分の口を指さして戸惑っている間に、ほかの学生の発言への対応に追われて流れてしまいました。

授業でのことはけっこう笑い話にしていたのに、この件はしばらくの間ショックでした・・・。


わたしが聞いた話では、教務主任が若いころに働いていた学校で、学生から「先生変えてください」と直接言われたことがあったそうです。
教務主任はゲームを取りいれた楽しい授業をする、明るく快活で優しい女性でした。

当時そんなにひどい授業をしたとも思えないので、きっと学生の単純な「好き嫌い」の感情も入っていたのではないかと思います。
しかし教務主任もショックだったようで、当時は泣き明かしたそうです。
そこであきらめてしまわずに、わたしが働いていた学校で教務主任をするほどになっていましたが、きっと思ってもみないひどい言葉を投げかけられた日本語教師も多いんじゃないでしょうか?

日本語教師も人間だから、傷ついてしまうこともあります。

日常生活をおくっていても日本語のことが頭をよぎってしまう

日本語教師ならではだと思いますが、普段仕事で正しい教科書的な日本語を使おうと考えてしまっていると、日常生活で自分が話した言葉にももやもやしてしまうことがありますよね。

意識的に正しい日本語を使おうとするあまり、たどたどしくなってしまうこともありました。

仕事から離れている時間はプライベートのことも楽しめるようになりたいものですが、日常生活でも日本語のことが頭をよぎってしまう状況はけっこうストレスだと感じます。

授業の度に緊張と不安が現れること

授業の導入で使う絵カードや会話の流れを覚えるのが難しいと感じることはないですか?
もちろんメモをチラ見してもいいのですが、学生の知っている語彙と文法が限られる以上、できるだけ準備した会話をそのまま再現する必要があります。
絵カードを板書計画通りに貼ったりすることにも気をつかいます。
事前に順番通りに並べて用意しておいても、散らばってしまったりスムーズに貼れなかったりして、とてもワタワタしていました。

文法の知識を覚えるだけでなく授業進行をしっかり進めなければならないし、導入を教案通りに再現するのも大変だったので、授業前は「ちゃんとできるだろうか・・・」と不安でした。
通勤電車でもぎりぎりまで教案を確認していて緊張でいっぱいだったので、無意識のうちにストレスがかかっていたと思います。

日本語教師のストレスに対する具体的な対処法は?

ここまでで紹介した「日本語教師のストレス」に対して、私が対処していた方法を書いてみました。
同じ悩みを持っている方は、参考にできる対処法があれば、ぜひやってみてください。

授業以外の仕事の多さ:手帳や付箋を貼って、見えるようにして整理する

授業や授業準備以外の事務的な仕事が多く、頭のなかがごちゃごちゃになってしまっているときは、仕事の期限を手帳にまとめて可視化するとすっきりします!

期限の近いものは優先度を上げたり、重い仕事は少しずつ作業するように配分して、精神的な負担を和らげることができます。

また、常勤の頃わたしがやっていたのは教務室の自分の机に付箋を貼りまくることです。
大きい仕事以外にも、口頭で「これはこうする」など説明を受けたり、軽い仕事を受けたときは付箋にメモして机に貼りまくっていました

その仕事が終わったら付箋を捨てるようにすると、机の上がきれいになっていくので、仕事へのモチベーションも上がります。笑

自分の資料で付箋を覆ってしまい、見えなくなってしまうことには注意です!

日本語学校の体制:慣れるか、学校を変えるかしかない

授業進行予定が前もって決まっていない日本語学校で働いている人は、次に働くところは前もって進行予定が決まっている学校を選んでみましょう。

わたしにとっては予定が決まっていない日本語学校での勤務は毎授業苦痛でしたが、それがあたりまえで心地よく思っている人もいるでしょう。

意外と続けていたら慣れて、気にならなくなるかもしれません。

学校によって、授業の流れも違えば、常勤講師が非常勤講師を監視する度合い、教務室の雰囲気も変わってきます。
もし今働いている日本語学校の体制に疑問を感じている人は、いろんな日本語学校で授業を掛け持ちしてみるのもおすすめです。

学生の傷つく発言:日本語がうまく使えていない。又は、教師の実力と好き嫌いは別だと考える

日本語教師も人間だから、傷ついてしまうこともありますよね。
しかし学生は悪気があって言っているわけではなかったり、日本語を間違えているだけの可能性もあります。
頭ごなしに叱らずに、学生の意図を読み取って、その発言が日本ではどう思われてしまうことが多いのか教えてあげるといいでしょう。

また、攻撃的な発言をしてくる学生がいるかもしれませんが、必ずしも授業の実力がないから攻撃を受けているとは限りません。
人間としての相性が悪かったり、学生の好き嫌いで発言している可能性はあります。

傷ついてしまうこともあると思いますが、あまり気にせず、落ち込みすぎずに指導してくださいね。

日常生活をおくっていても日本語のことが頭をよぎってしまう:「文法と実際の生きている言葉は違う」と認識する

普段から文法的に正しい言葉をつかっておけば授業でもあまり困りませんが、日常生活までずっと日本語のことを考えていると公私の切り替えができずにストレスがたまってしまいますよね。

もちろん教える日本語は学生が学んでいく過程に沿った、文法的に正しい日本語が望ましいでしょうが、普段自分たちが使っている文法的に正しくない日本語も「生きている日本語」です。

普段の日本語も大切にしてほしいと思うので、日常生活で正しさに縛られすぎるのではなく、「今自分はこんな日本語使ってたな~」と観察する程度にしておくことがおすすめです!

授業の度に緊張と不安が現れること:授業準備の仕方を工夫する。「失敗してもいい」と重く考えすぎない

授業の流れや、ワタワタしてしまうのが不安な時は、パワーポイントを使ってしっかり準備するのがおすすめです!
(学校でパワーポイントの画面を映せる場合ですが💧)

わたしは会話の流れをこまかく事前にイラストで表現することで、正確に思い出しやすくなりました。
また、教える文法の説明も書いておくことで教え忘れがありません。
板書計画と授業準備が一緒にできるので、事前に順番通りにパワーポイントのスライドに絵カードを貼っておけば、当日ワタワタすることなく進行することができます。

授業準備の時間は増えてしまうかもしれませんが、当日精神的に余裕をもって授業をリードし、学生の反応を観察したり楽しい雰囲気を作り出すことができるのでおすすめです。


また、失敗することが不安な人も多いでしょう。
しかし、もし間違えたことを教えてしまったら次回の授業で訂正すればいいし、質問されて答えられなければ「先生の宿題」にすれば大丈夫です。

日本語教師は真面目な人が多いと思うので、不安や心配が大きくなりすぎてしまう人もいると思います。
もちろん間違えずにいられればそれが一番でしょうが、人間だから間違えないことなんて不可能です。

学生に「絶対に間違えることは許されない」と、プレッシャーをかけたりしませんよね?

あまり重く考えて自分を追い詰めすぎずに、楽しく授業に臨みましょう!

ストレス解消法は?

日本語教師のストレス解消法について考えてみました!
実際にわたしが当時やっていた方法もあるので、参考にできるものはやってみてください!

授業の終わりに学習者とおしゃべりする

日本語教師になる人は、異文化に興味があったり、人との交流が好きな方が多いんじゃないかと思います。
そんな人にとっては、授業後の学生とのおしゃべりがストレス解消につながっている人もいるでしょう。

わたしも当時は、授業後に学生がしゃべりかけてくれると嬉しかったし、学生の発話機会も増えるので長々とおしゃべりしていました。
教務室の雰囲気が地獄でも、クラスで学生たちと交流ができていたら勤務を乗りきれる気もしますよね。

先生のほうから気軽に話しかけてくれたら学生も嬉しいと思うので、いろんな学生と交流を持ってみてください!

帰宅する途中で、おいしいタピオカを飲む

わたしは時代のブームが終わってもいまだにタピオカが大好きなのですが、当時の日本語学校から家までの乗換駅においしいタピオカ店があったので、寄り道してタピオカを買ってゆっくり飲みながら帰っていました。

もちろんタピオカじゃなくてもいいのですが、大好きなものを薄暗い帰り道、味わいつつたそがれながら一人帰るのはなんとなく楽しかったです。
まるで部活動帰りの青春を味わっているような気がして・・・!

そういうご褒美が自分に用意できれば、勤務後の嬉しい習慣として自分をケアできるかもしれません。

夢中になれる漫画やアニメを見て、ぐるぐると考え続けることをやめる

漫画やアニメにあまり興味がない方もいるでしょうが、日本に来て勉強している学生たちは、漫画やアニメが大好きな人も多いですよね。
わたしも最近になってアニメにはまってしまい、その作者の世界観に没入してしまうと次が気になってしかたなくなってしまいます。

仕事でのストレスを考える暇もなくなってしまうので、けっこうおすすめです!
それに授業で雑談のネタとして話せるので、学生からは「この先生、俺たちに近いものを持ってる・・!」と親近感を持たれるかもしれません。

休日であっても休むことに罪悪感を感じてしまう方にもおすすめで、「学生の集中が途切れてきた時にネタとして使えるから、見てみよう!」と思うこともできます!😺

国際イベントに行く

日本語教師をする方は異文化に興味がある方も多いと思うので、国際イベントに行ってみるのはいかがでしょうか?
わたしは大きい公園でたまに開かれる国際フェスが好きで、その国の人たちが売っているものを食べたり、一緒に踊ったりしてとても楽しかった記憶があります。(コロナで事情は変わってしまったでしょうが・・・)

自分の好奇心も刺激されるし、授業での雑談ネタにもできるのでおすすめです!

日本語教師である限り、どの日本語学校でもストレスはある?

「日常生活をおくっていても日本語のことが頭をよぎってしまう」という問題は、きっと日本語教師である限り悩まされてしまうものかもしれません。
対処法でご紹介したように、自分たちが普段使っている日本語も「生きている日本語で大切なもの」と認識するようにするのがおすすめです。

ほかの悩みについては、日本語学校や日本語教師としての働き方によって変わるものも多いでしょう。
日本語教師でいることにストレスを感じてしまうときもあるかもしれませんが、辞めたくなったときは、まずは「日本語教師として他の働き方ができないか」「ほかの日本語学校はどんな雰囲気なのか」知ってみるのもいいと思います。

他の業界に転職してしまう前に、環境を変えてみよう

わたしは働いていた日本語学校を許せなくなってしまって、日本語教師自体辞めてしまいました。
(その経緯についても書いてある記事がこちら↓です。)


非常勤も常勤も経験し、diplomaまでとったのに辞めた私が日本語教師の本音を語る! – NEKOKINI

しかし、一度授業から遠ざかると「教壇に立つのが不安だ・・・」「また以前のようにできるだろうか」と、抵抗感が強くなってしまうこともあるでしょう。

わたしも「日本語教育業界に戻りたいかも・・・」という気持ちもあるのですが、ブランクや自身の体調に不安を感じてなかなか選択できていません。

日本語教師としての仕事自体に楽しい気持ちがあるのなら、ほかの業界への転職をする前に、日本語学校や働き方を変えてみるのがおすすめです。

それでも転職に興味があれば、まずは情報収集しよう

「もう日本語教師やりたくない・・・」「ビジネス日本語を習得したい」「社会人として一般企業で働く経験が積みたい」という人は、転職するのも人生の選択肢だと思います。

まずは情報収集から始めてみるといいでしょう。
無料で使える自己分析ツールや、面談をして求人紹介してくれる転職エージェントなどを利用する手もあります。

働きながらの同時進行であれば、慎重に進めることができますよね!

日本語教師のストレスを解消して、楽しい授業を!

Gerd AltmannによるPixabayからの画像

ストレスも多い日本語教師ですが、楽しい仕事でもありますよね。
ぜひ後悔しない選択をしてみてください!

広告